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佐藤食品工業 (新潟県) : ミニ英和和英辞書
佐藤食品工業 (新潟県)[さとうしょくひんこうぎょう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [さ]
 【名詞】 1. help 
: [ふじ]
 【名詞】 1. wisteria 
: [しょく]
 【名詞】 1. meal 2. (one's) diet 3. food 4. foodstuff(s) 
食品 : [しょくひん]
 【名詞】 1. commodity 2. foodstuff 
食品工業 : [しょくひんこうぎょう]
 (n) food industry
: [ひん]
 【名詞】 1. thing 2. article 3. goods 4. dignity 5. article (goods) 6. counter for meal courses 
: [たくみ]
  1. (n,adj-na) (1) workman 2. artisan 3. mechanic 4. carpenter 5. (2) craft 6. skill 7. (3) means 8. idea
工業 : [こうぎょう]
 【名詞】 1. (manufacturing) industry 
: [ごう, わざ]
 【名詞】 1. deed 2. act 3. work 4. performance
: [しん]
  1. (n,n-suf,pref) new 
新潟県 : [にいがたけん]
 (n) Niigata prefecture (Hokuriku area)
: [かた]
 【名詞】 1. lagoon 
: [けん]
 【名詞】 1. prefecture 

佐藤食品工業 (新潟県) : ウィキペディア日本語版
佐藤食品工業 (新潟県)[さとうしょくひんこうぎょう]

佐藤食品工業株式会社(さとうしょくひんこうぎょう、)は、新潟県新潟市東区に本社を置き、主に餅、米飯、白玉など米穀を原料とした食品を製造する企業。ブランド名称にはカタカナ表記のサトウ食品を採用している。
== 概要 ==
主に切り餅、鏡餅などの包装、無菌包装米飯の製造を行っている。
創業当時は白玉粉を製造する会社として設立されたが、1960年代に真空パックの餅を発売した。1965年に、のし餅に縦横の筋を入れた「サトウの板もち」を発売。その後、核家族化社会のニーズに応えるため改良を加える道を選ぶ〔【サトウの切り餅】おもち業界の革命児(男の浪漫伝説 Vol.46) | ドリームメール 〕。
1973年に「サトウの切り餅」を発売。これはレトルト殺菌釜、ロータリー真空機、三連包装機、耐熱性資材という多数の革新的な機械を導入して開発された製品で、1年間長期保存を可能にパックした「サトウの切り餅」の販売で、包装もちを年間商品として市場に定着させることで、マーケットの拡大に伴い業界でのシェアを大幅に伸ばし、「あモチモチモーチモチ~」のコマーシャルソングの相乗効果もあって、包装もち業界では売上トップ企業となる。1983年(昭和58年)には業界で初めて、生の餅を一個一個無菌的に包装した製品「サトウの切り餅 つきたてシングルパック」を発売、3年後には同社の売上No.1となった。2002年(平成14年)には餅を「ふっくらうまく焼きたい」という消費者のニーズを吸い上げて、料理に使うの時にも便利なようにひとつひとつの餅に上下と左右に切れ目を入れることで調理性にも優れた製品が発売された。
1988年(昭和63年)にはレンジアップタイプの無菌包装米飯「サトウのごはん」の販売を開始した。それまでのレトルト米飯は炊飯後に真空パックし、高圧を掛けて加熱殺菌するタイプの物がほとんどで、製造後1年間程度まで長期保存できる利点があったが、水分が多くてまとわり付きやすく、米飯本来の食感を維持できないという品質上の難点があり、専ら携帯食としての需要がメインであった。佐藤食品は餅の無菌包装工程のノウハウを活用して米飯の製造ラインを無菌状態にし、炊いた米飯を瞬間冷却してパック詰めする「無菌包装工法」を全国で初めて確立。釜炊きの米飯に匹敵する風味と食感を製造後6箇月間程度まで保持することに成功した。発売開始当初、テレビコマーシャルで連呼された「玄関開けたら、2分でごはん」のキャッチフレーズが話題を呼び、電子レンジで簡単に1膳分のご飯を暖めることができる手軽さなどから、同業他社も追随して類似製品の製造に進出した。
「サトウのごはん」がヒット商品に成長した背景には後日談がある。発売当初は「若者の一人暮らし世帯」をターゲットとしてコンビニエンスストアを中心に販路開拓を進めたものの、元々コンビニではおかずの添えられた弁当やインスタント食品の需要が高く商品群も充実しているため、売上げが思うように伸びなかった。ところがその後、兵庫県芦屋市六麓荘町周辺にあるスーパーマーケットで好調な売上げを記録していることが判明。同町周辺は高齢化が進行し、独居や夫婦二人暮らしの世帯が数多く「ご飯を余分に炊かなくて済む」「来客時など、ご飯が足りない際にすぐ暖められる」といった理由から重宝がられたのが大きな理由であった。こうしたことからスーパーや量販店での販路を強化したところ、売上げは飛躍的に上昇した。
一方、1975年(昭和50年)から清水商事(清水フードセンター)と提携しスーパーマーケット事業に進出、新潟市藤見町(現東区)に1号店「フジミショッピングセンター」を開店した。1998年(平成10年)には事業拡大のため子会社「株式会社パワーズフジミ」を設立し、店舗ブランドも改称。新潟市周辺など下越地方を中心に店舗を展開してきた。一般型店舗「パワーズフジミ」と、新潟交通から事業を引き継いだ高級食材主体の店舗「パワーズフジミorigin・セサミ」の2業態で計15店舗を出店し、ピークの2004年(平成16年)4月期には195億7300万円を売り上げたが、その後は県内の同業各社に加え、イオンユニーなど県内へ進出した大手各社との販売競争激化が進むなどした影響もあり、2007年(平成19年)4月期の売上高は172億1300万円に減少。県内のスーパー・食品小売業の中では7位という数字でこそあったものの、8億円の債務超過に陥っていた。こうしたことから佐藤食品本社は競争激化により、今後の業績回復は難しいとして小売事業から撤退し、本業の食品加工に注力することを決定。事業譲渡先を模索した結果、仙台市のスーパー「モリヤ」が既存店舗の存続と従業員約230人の継続雇用を示したことから、佐藤食品は2007年(平成19年)12月22日付で全株式をモリヤに無償譲渡した。
2014年(平成26年)7月、燕市吉田地区に本社・工場を置き「うさぎもち」のブランドで包装餅シェア国内3位を有する「きむら食品」が民事再生法の適用を申請したのに伴い、佐藤食品は同社とスポンサー契約を締結して経営再建を手掛けることとなった。
東京証券取引所2部に株式を上場しているが、愛知県佐藤食品工業JASDAQ上場)と全く同一の社名であることから、上場名は「サトウ食品工業」となっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「佐藤食品工業 (新潟県)」の詳細全文を読む




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